会社の帰りにスタジオに寄って、発表会の申し込みをしてきた。
曲目の欄に「Violin Sonata 4番ニ長調 第1楽章、第2楽章 J. F. Handel」と書いてしまって、「大丈夫か?」とちょっと不安。第2楽章はまだかなり怪しい。情熱大陸もかなり怪しい。しかもあと2ヵ月もない。紹介のアナウンスで「曲目を一部訂正します」なんて説明されると、弾けなかったから辞めにしたのがまるわかりぢゃん。
ピアノ伴奏もお願いするので、伴奏譜も提出。長女に弾かせようかとも考えたのだが、受験でイライラしているのか、反抗期なのか、そんな話をする雰囲気もないので断念。プロの先生にお願いする方がこっちの勝手なリズムに合わせてくれたりするので安心は安心なのだが、娘も長くレッスンをしてもらっていたので、こういう機会にちょっとステージに上がってくれると、それはそれで喜んでくれる人もいるだろうに、と少し残念。
何人ぐらい出演されるのか聞いてみると、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、フルート、サックス、クラリネット、マリンバ合わせて13人。少なくなったといいつつ、結構な人数だ。ただ、ヴァイオリンは私だけのようだ。もとい、ヴァイオリンはいなくて、ヴィオラは私だけのようだ。
去年の今頃は、アンサンブルめざしてブランデンブルクほか難曲数曲を並行して練習していた。それと同じといえば同じなのだが、今回はトラの陰で弾いているふりをしているわけにはいかない。
果たしてどうなることか。
2016年6月25日土曜日
おっさんアンサンブル始動
そういえば、最近、ブログの更新をしてなかったなぁ~、と思って自分のブログを確認してみたら、2か月も更新していない。そんな親しくない人でも、週に1回ぐらいあっていた人が、2か月間、現れないと「どうしているんだろうか」などと心配する人もいる。相手が美人だったりするとなおのことだ。幸い、こっちは美人でも話の面白いおっさんでもないので、あまり他人様に心配かけるようなこともなかったと思うが。
テレビでやってるマンガなんかでも、ドラえもんみたいな定番は別として、しばらく間を空けて再開するときは、前回までのあらすじを登場人物の回想だとか、久しぶりに会った同志の会話の中に入れて、視聴者にそれとなく説明するものなのだが、今回はそんな感じ。
まず、発表会の日時が決まった。
あ、これは前回までのあらすじというよりも、前回以降の抜けていたところの説明だな。
いつもお世話になっているスタジオでは、2年に1回「大人の発表会」があるのだが、今年はその年だ。ところが、このところ大人の生徒がだいぶ減って、それも大人だから「あくまでも自分で楽しむため」と割り切って、発表会には出られない方もおられるので、発表会自体があるかどうか、ちょっと怪しい状態だった。発表といっても、上手な演奏を発表するものではないと割り切って、ひとつの節目のような感じで取り組んできた私としては、「もうこれから発表会はありません」というのも寂しい話。しかし、そういうところでわがままを通すわけにもいかない。
2年に1回しかないとはいえ、長く続けていると、かれこれこれで4回もステージを踏んでいる。うちのスタジオにはいろんな楽器の先生がおられるので、発表会となるといろんな楽器の演奏を聴ける。そういうなかで、毎回この人は出てくるな、という人は、あまり美人でなくてもよく覚えているものだ。美人ならなおさらだが。
それで、前回の発表会のあとで、次はおっさんどうしでアンサンブルをやろう、という話を持ちかけた。「おっさん」という条件でメンバーをそろえたので、楽器はクラリネットとマリンバとヴィオラ。もちろん、そんなアンサンブルのための楽譜なんてものは世の中にはない。ともあれ、いろんな楽器の先生がおられるこのスタジオならではの発表っていうのがあってもいいというので、奥様や先生方の賛意も得られた。それで「情熱大陸」を弾こう、と曲まで決めていたのだが、そこからあまり進展がないまま1年半ほど経過した今年1月ぐらいのことだ。メンバーのひとりから、そろそろ何か相談をしないか、というお誘いがあり、その方のレッスンのときにスタジオに集まることになった。
そのときに、「最近、生徒さんもすっかり減ってしまって…」という話があって、このおっさんアンサンブルは永遠にお蔵入りかとも思われたのだが、「そんなふうに思ってくれる生徒さんがおられるなら」と、おっさんアンサンブルがきっかけになって発表会が復活した。
今月になって、アレンジした楽譜のMIDI音源を作ったりして、まずは楽譜を固める。それでやっとそれぞれパート練習できるようになったので、アンサンブルも日程に入れようということになったのだが、あまり間を空けるとお互いにものすごい完成度を求めてしまうので、間を空けずに日程調整。それが今日だった。
けっして良い出来ではなかったが、やはり合わせてみたらおもしろい。弾いてみながら、「そこはこんな感じで」なんて偉そうに意見を言い合って、「を、これ曲作りってやつじゃん」なんて気分になってくる。レベル的に言うと、スタジオの発表会には持って行けないが、会社の忘年会ならいけるぐらい(どんなレベルやねん)。課題は山積だが、じっくり練習すればなんとかなるかもしれない感じは見えてきたかもしれないというようなことを言う人もいたかも知れない。
そんなわけで、もうこれも後には引けない。前進あるのみ、練習あるのみ。
長年お世話になっているスタジオに恩返しするつもりで、ちょっくら頑張りますか。
テレビでやってるマンガなんかでも、ドラえもんみたいな定番は別として、しばらく間を空けて再開するときは、前回までのあらすじを登場人物の回想だとか、久しぶりに会った同志の会話の中に入れて、視聴者にそれとなく説明するものなのだが、今回はそんな感じ。
まず、発表会の日時が決まった。
あ、これは前回までのあらすじというよりも、前回以降の抜けていたところの説明だな。
いつもお世話になっているスタジオでは、2年に1回「大人の発表会」があるのだが、今年はその年だ。ところが、このところ大人の生徒がだいぶ減って、それも大人だから「あくまでも自分で楽しむため」と割り切って、発表会には出られない方もおられるので、発表会自体があるかどうか、ちょっと怪しい状態だった。発表といっても、上手な演奏を発表するものではないと割り切って、ひとつの節目のような感じで取り組んできた私としては、「もうこれから発表会はありません」というのも寂しい話。しかし、そういうところでわがままを通すわけにもいかない。
2年に1回しかないとはいえ、長く続けていると、かれこれこれで4回もステージを踏んでいる。うちのスタジオにはいろんな楽器の先生がおられるので、発表会となるといろんな楽器の演奏を聴ける。そういうなかで、毎回この人は出てくるな、という人は、あまり美人でなくてもよく覚えているものだ。美人ならなおさらだが。
それで、前回の発表会のあとで、次はおっさんどうしでアンサンブルをやろう、という話を持ちかけた。「おっさん」という条件でメンバーをそろえたので、楽器はクラリネットとマリンバとヴィオラ。もちろん、そんなアンサンブルのための楽譜なんてものは世の中にはない。ともあれ、いろんな楽器の先生がおられるこのスタジオならではの発表っていうのがあってもいいというので、奥様や先生方の賛意も得られた。それで「情熱大陸」を弾こう、と曲まで決めていたのだが、そこからあまり進展がないまま1年半ほど経過した今年1月ぐらいのことだ。メンバーのひとりから、そろそろ何か相談をしないか、というお誘いがあり、その方のレッスンのときにスタジオに集まることになった。
そのときに、「最近、生徒さんもすっかり減ってしまって…」という話があって、このおっさんアンサンブルは永遠にお蔵入りかとも思われたのだが、「そんなふうに思ってくれる生徒さんがおられるなら」と、おっさんアンサンブルがきっかけになって発表会が復活した。
今月になって、アレンジした楽譜のMIDI音源を作ったりして、まずは楽譜を固める。それでやっとそれぞれパート練習できるようになったので、アンサンブルも日程に入れようということになったのだが、あまり間を空けるとお互いにものすごい完成度を求めてしまうので、間を空けずに日程調整。それが今日だった。
けっして良い出来ではなかったが、やはり合わせてみたらおもしろい。弾いてみながら、「そこはこんな感じで」なんて偉そうに意見を言い合って、「を、これ曲作りってやつじゃん」なんて気分になってくる。レベル的に言うと、スタジオの発表会には持って行けないが、会社の忘年会ならいけるぐらい(どんなレベルやねん)。課題は山積だが、じっくり練習すればなんとかなるかもしれない感じは見えてきたかもしれないというようなことを言う人もいたかも知れない。
そんなわけで、もうこれも後には引けない。前進あるのみ、練習あるのみ。
長年お世話になっているスタジオに恩返しするつもりで、ちょっくら頑張りますか。