いろいろなことが少しずつ落ち着いてきて、練習時間も捻出できるようになってきた。それで、やはり練習するとそれなりに効果もでてくる。前回のレッスンで、緩楽章のフレーズの歌い方を見てもらって、ロングトーンの練習やら、音の最初からビブラートを掛けることやら、なんかよく分からないけど「歌おう」という意識を持って弾くことやら、いろいろやってレッスンに臨むと、
だいぶ歌えるようになりましたね
とお褒めをいただいた。ああ、気持ちいい。やっぱりこうして褒めてもらうのは気持ちがいい。そういえば、なんか今日は朝から調子がいいような気がしていたんだ。もうそれ聞かせてもらったので、この気持ちのいい状態で今日はレッスン終わりにして帰ってもいいぐらいだ。
褒めていただいたところのポイントのひとつはビブラートの掛け方なんだが、そのほかのポイントは自分でもよく分からない。出来れば、いままで何がダメだったのか、どこをどうすれば良くなったのかを客観的に分析しておきたいところなのだが、先生に聞いても、
「まあ、全部が全部、そんな理屈で説明できるものばっかりじゃないですよ」
とのこと。ま、それはそうなのかもしれない。
こうして出来てくると、先生の方もいろいろとアドバイスのし甲斐があるのか、このフレーズのボウイングはこうした方がいいとか、ここは最後までしっかりと弾いた方がいいとか、こういう練習をした方がいいという具体的なアドバイスをしていた
例えば、リズムが上手くとれていないところのボウイングを見ると、長さの短い音符のところでスラーを切っているために、弓を返すのに時間が掛かっている、とか、次の音が長いため弓を多く使って弾こうとしているために、変にその音だけが大きくなっているとか。
フレーズの切り替わりのところの最後の音がどうしても上手く弾けなかったのだが、そこもボウイングの問題だった。うしろのフレーズがアンクタクトになるので上げ弓になるが、その時に弓のどの辺から弾き始めたいかを考えて、予め先弓の方に弓を寄せていく。それが出来ていないと、フレーズの最後の音でいきなり先弓まで持って行くことになるので、その音がなんとなく投げやりな感じになってしまう。弓に印をつけて、どの音をどこで弾けばいいかを客観的に意識して練習するようにということだ。
全部が全部、理屈で説明できるものではないとはいうものの、こうして理屈で説明してもらえると、改善点が明らかになってくる。「感情を込めて弾く」というのは意外と戦略的にいろんなことを考えて弾いているものなんだ。
2016年4月20日水曜日
歌うように
今日はレッスン。
いまの先生は、大人にはあまりガンガンと課題を出したりはされない。毎回、自分で課題を持ち込んで見ていただくというスタンスで行かないと、結局何も教えてもらえずにレッスンが終わってしまう。これは、ある意味、主体的なレッスンになるし、練習をコンスタントにやらないと課題も見つからないので、練習も言われたことをだらだら反復するということにはならない。
前回のレッスンでは、主には急楽章のテンポのはやい所をどう弾くかが課題で、最後に緩楽章のしっぽりと弾くところを見ていただいたのだが、今回は緩楽章がメインテーマ。
これまでは、急楽章をヒラヒラと弾くのを目標に練習してきたところがあるのだが、緩楽章は緩楽章の難しさがある。音程を合わせて楽譜通り弾くということが出来たその先がないと詰まらないという難しさだ。ま、それは楽譜通り弾けてからの課題とも言えなくはないのだが、でもまぁ、そろそろそんなことが気になるぐらいにはなってきた。
緩楽章で気になるのが、音がフレーズにならないこと。一つひとつの音がバラバラで、「フレーズ感」がない。ひとつのフレーズをどう始めて、どう展開させて、どうやって次のフレーズにつなげるかという表現ができない。こうしたいという思いはある程度出てきたのだが、それが表現できないのだ。
先生曰く
弓の持ち方がわるいですね
人差し指と小指はなくても弓を持てるはず
スズキメソードの1巻に載ってますよ。
えっ!
これは衝撃だった。弓は重心で持っている訳ではないので、当然弓先の方が重くてそちらに倒れようとする。それを小指で支えているのだとばかり思っていた。ちゃんと弓が持てている良い子のみなさんには何を言っているのか分からないかもしれないが、ずっとそうやって持ってきた。
うむ。また基礎練習の課題が…
それと、ビブラートを掛けるなら掛けるで、最初から最後まで全部掛けましょう、とのこと。ロングトーンで最初のとことはかかっていないのに、途中から掛かりだして、最後は次の音が気になるので掛からなくなる、というのは不自然。
うむ。これも図星。
まだまだ歌えるようになるには修行が必要なようだ。
いまの先生は、大人にはあまりガンガンと課題を出したりはされない。毎回、自分で課題を持ち込んで見ていただくというスタンスで行かないと、結局何も教えてもらえずにレッスンが終わってしまう。これは、ある意味、主体的なレッスンになるし、練習をコンスタントにやらないと課題も見つからないので、練習も言われたことをだらだら反復するということにはならない。
前回のレッスンでは、主には急楽章のテンポのはやい所をどう弾くかが課題で、最後に緩楽章のしっぽりと弾くところを見ていただいたのだが、今回は緩楽章がメインテーマ。
これまでは、急楽章をヒラヒラと弾くのを目標に練習してきたところがあるのだが、緩楽章は緩楽章の難しさがある。音程を合わせて楽譜通り弾くということが出来たその先がないと詰まらないという難しさだ。ま、それは楽譜通り弾けてからの課題とも言えなくはないのだが、でもまぁ、そろそろそんなことが気になるぐらいにはなってきた。
緩楽章で気になるのが、音がフレーズにならないこと。一つひとつの音がバラバラで、「フレーズ感」がない。ひとつのフレーズをどう始めて、どう展開させて、どうやって次のフレーズにつなげるかという表現ができない。こうしたいという思いはある程度出てきたのだが、それが表現できないのだ。
先生曰く
弓の持ち方がわるいですね
人差し指と小指はなくても弓を持てるはず
スズキメソードの1巻に載ってますよ。
えっ!
これは衝撃だった。弓は重心で持っている訳ではないので、当然弓先の方が重くてそちらに倒れようとする。それを小指で支えているのだとばかり思っていた。ちゃんと弓が持てている良い子のみなさんには何を言っているのか分からないかもしれないが、ずっとそうやって持ってきた。
うむ。また基礎練習の課題が…
それと、ビブラートを掛けるなら掛けるで、最初から最後まで全部掛けましょう、とのこと。ロングトーンで最初のとことはかかっていないのに、途中から掛かりだして、最後は次の音が気になるので掛からなくなる、というのは不自然。
うむ。これも図星。
まだまだ歌えるようになるには修行が必要なようだ。
2016年4月17日日曜日
これ定番曲?
今度の発表会で弾く予定にしているヘンデルのヴァイオリンソナタ4番が、スズキメソード6巻に掲載されていることが判明。ってことは、これ、発表会の定番曲なのね。
そんなつもりではなかったので、ちょっとショックだ。YouTube見ていたら偶然見つけた動画で、「헨델 바이올린 소나타 4번」って書いてあったのを読んで(嘘。横に「Handel Violin Sonata no.4」って書いてあった。でも読めるよ)、フリー楽譜から使えるのを探してきて、ヴィオラのためにアレンジしたのに…。
ま、ヴィオラにアレンジするのはどのみち必要だったんだけど。
定番曲なので、お手本動画もあったりする。ここは前向きに考えて練習して行こう。
この動画を見ていると、結構ポジション移動を使っている。オクターブ違うのでこのままという訳にはいかないが、4指で苦労しているところとか、もしかするとポジション移動すれば楽かも。
それと、弓使いも結構違っていて、スラーが多い。それは楽譜に書かれているスラーを私が勝手に亡き者として省略しているからなんだが…。
そして、練習に便利なこんな動画も。
定番曲とは言っても、いままで発表会でこの曲を聴いたことがない。子どもたちがピアノのレッスンを卒業(いや中退か?)したので、ここ2年ほどは子どもの発表会に行っていないが、たぶんなかったと思う。それにヴィオラで弾くのは珍しいと思うので、
ヴィオラで弾いたらこの曲あかんなぁ
と思われない程度には弾けるようにしなければ。