少し前になるが、修理に出していたヴァイオリンの弓が帰ってきた。これでヴァイオリンの練習ができる。
去年の秋から、レッスンではこの曲を見ていただいている。
去年の秋といえば、2年に1度の発表会を終えて、「次はどの曲を練習しますか」と先生に言われていた時期。発表会の出来具合から言うと、もう一度基礎練習からやり直さないといけないところだったので、「音階練習とか、そういう練習ってどうしたらいいんですか」なんてことを言っていた。ところが、そういう基礎練習はすぐに飽きてしまって長続きしないことを先生はお見通し。そこで、小野アンナの教本を買うには買って、その上で弾きたい曲を選び、その曲の調にあわせて音階練習をする、という提案があった。これはなかなかの妙案だ。小野アンナの音階教本の最初は、いろんな調の音階練習が鬼のように並んでいる。これを最初から順番に全部やっていくのはさすがに大変だ。間違いなく面白くない。だけど、「この曲を弾くための練習だ」と思えば音階練習にもモチベーションが湧いてくる。それで選んだ曲がこの曲。これはニ短調なので、まずは小野アンナ教本のニ短調音階から見ていただくことになった。
なぜこの曲なのか。レベル的に言うと、本当なら私の手に終える曲ではないのだが、選曲の理由はズバリ
合奏したいから
レベルは高いが、ヴァイオリン教本にはよく用いられる曲で、素人ヴァイオリニスト憧れの曲。バヨ会で何人かが集まれば、「じゃ、ドッペルでも弾く」なんて流れになるのだが、いままでは弾けないから見学していた。
嗚呼ぼくも弾きたい
以前にパッヘルペルのカノンを見ていただいたのもそんな動機からだったが、今回も同じ。
とは言ってもレベルは全然合わないので、目下のところ、この曲の中のいくつかのフレーズを使ってエクササイズをしているような感じだ。音階練習や分散和音の練習になりそうなフレーズがいっぱいあるので、当面は当初の予定通り基礎練習。まだまだ曲を通して弾くのには遠い感じだ。
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